生まれる次元を間違えた。

プリキュアになることは諦めました

桜のしらべに誘われて

 

都内では桜も咲いて、いたるところから春を感じる季節になりました。

「寒さ」というものに至極弱いわたしにとって、冬というものは天敵でして

「今日は寒いから会社に行くのやめよう」とあっさり出社を諦めるくらいには

冬に対しての闘志も低ければ、そもそも会社への志も低いのですが

そんなこんなで何かにつけては外へ出ることを拒否するわたしは

世間のみなさまよりも時の移り変わりというものにかなり疎いんですね。

 

でも、時は2019年、平成もそろそろ終わるという現代において

まったく外へ出ないで生活することはできない、悲しいけれど。

 

ですので、久々に外に出てびっくりしました。

外、めちゃくちゃ暖かいじゃん……って。

そんでもって、桜めちゃくちゃ咲いてるじゃん……って。

 

恥ずかしながら、テレビというものに対して

「ゲーム画面を映すもの」くらいの認識しかないので

世間で今なにが起こっているのかも、わりとあやふやなままで生きています。

(ええ、この情報社会においてよくそれで生きていけるなと自分でも思いました)

そして、外へも出ないので天気予報を見る必要もない。

 

ですので、今までひとり冬に立ち向かっていると思っていたのに

知らず知らずの間に外はもう春。

誰にも知らされず、ひとりで架空の冬と闘い続けていたわけです。

あれです、完全に浦島太郎状態。

 

ええ……なにこれ、怖い。

 

外の世界を知った、そこからのわたしは早かった。

(キャンプへ行くつもりも予定もないのに買った)キャンプ椅子を取り出し

買ってからずっと積まれていた小説を持ち、水筒にコーヒーを淹れて

桜が舞う公園で読書をしてきたわけです。

これが「充実した休日」ってやつなんだなと思いました。

普段よりも時の流れがゆっくりに感じる、「優雅な休日」だとも思いましたとも。

 

帰宅したわたしは心なしか普段よりもよく眠れた(気がする)し、

今日もスッキリ目覚められた(気がする)し、体調もいい(気がする)。

その充実感に味をしめたわたしは、今日も公園へ行ってきたのです。

 

果たして、ここまで読んだみなさまはお気づきだろうか。

そう……こいつ、「天気予報を見る習慣」がないのである。

 

 

天気予報を見た方は知っていると思うのですが、

今日は大変寒いし、昼過ぎからは雨だし、

なんなら今は雷が鳴っている。

 

なにこれ、冬かよ。

やっぱり家が最高だな……。